当院で受けられる検査
胸部レントゲン撮影
心臓のサイズ(心胸郭比)拡大や肺のうっ血、肺がんのチェック、胸部大動脈瘤の拡大を見ます。
ホルター24時間心電図査
不整脈の評価に使います。心房細動ではわからない間に出ている場合、大きな脳梗塞を起こしてから不整脈が見つかることもあります。
超音波検査(エコー)
ゼリーを塗って探子を当てることで内部を観察できる、痛みもない、体に負担や悪影響のまったくない、楽な検査です。
当院で行っているエコー検査の部位と年間検査実績
心臓のエコー検査
循環器検査の中心をなす検査。心臓機能(働き)を評価し、弁膜症や先天性心疾患、心筋梗塞をチェックします。心臓の収縮力を含め心機能、心不全の有無、僧帽弁、大動脈弁、三尖弁、肺動脈弁の逆流や弁膜症の有無、心肥大、心臓拡大、心筋梗塞を過去に起こしているかどうか、先天性心疾患の有無を断層像と血流のドップラー反射波形から評価します。
頚動脈エコー(ドップラー)
頚動脈、椎骨動脈の動脈硬化病変を評価し、脳への血管状態を観察します。
頚動脈の頚の血管を見ることで、
1) 頸動脈の血管壁の厚さや不正の有無から全身の動脈硬化を推測
2) 脳へ流れる頚の血流パターンから脳梗塞や脳動脈閉塞などの異常を推測
3) 頚部の血栓形成と脳梗塞の危険性評価が可能です
乳腺エコー
- 片方に乳がんがあった方や、乳がんの罹患歴のある親族がおられる方、大腸がんの方、食生活で油物が好きな方は乳がんに気をつけましょう
- 市民検診でマンモグラフィー【レントゲン検査】を受けてください
- マンモグラフィーを受けない期間は、6ヶ月から1年ごとにエコー検査を受けておいてください
腎臓エコー
高血圧の一つの原因として腎障害や、腎臓動脈の狭窄がある為、腎臓血流をドップラーで観察します。
血管脈波(CAVI、PWV)
血管年齢、心臓から出た血液が、心臓に近い血管から順に遠い血管に波形で伝わっていくときのスピードから血管の硬さの度合いを計測し、血管年齢を推定します。
さらに腕と足の血圧から、骨盤から下の血管につまりがないかを計測します。
腹部超音波検査
肝臓や、腎臓、膵臓、脾臓をチェックし脂肪肝や腎臓の萎縮などがないかチェックします。脂質異常症の方には脂肪肝や胆のう結石の合併が多く見られます。
また肝臓への脂肪の沈着状態は、メタボリック症候群の病態を進めている原因であり、高脂血症の治療効果の判定も行います。
- 糖尿病になる原因として膵臓がんなどがないかを調べていきます
- また膵臓がんは、あっても見つかりにくい為、症状がなくても定期的に腹部のエコー検査を行います